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第九とライプツィヒ

日本で年末のクラッシックコンサートといえば、ベートーヴェンの第九(交響曲第9番)ですが、ドイツではそういった習慣がありません。

でも、ここライプツィヒでは1918年から毎年末ゲヴァントハウス管弦楽団により演奏され続けているのです。それは第1次世界大戦終結後の波乱と激動の年の暮、1918年12月31日23時から新年へ向けて「人類みな兄弟になる」という平和と自由への願いを込めて演奏されたのが始まりでした。また、第4楽章の詩「歓喜に寄す」は、劇作家・詩人シラーがライプツィヒ滞在中(1785年)に書いたものなのです。昨年2018年は100周年を迎え、今年、2019年も12月29,30,31日、そして2020年元旦にダニエレ・ガッティ指揮で行われます。
ー2019年12月記ー

シラーの滞在していた家

ドイツのクリスマス

☆アドヴェント☆

アドヴェント(待降節)はクリスマスからさかのぼって4週間の期間を言います。キリスト教ではクリスマスは「イエス・キリストの誕生を祝う日」です。アドヴェントは神さまのお誕生日をお祝いするための4週間の準備期間なのです。今年2019年は12月1日から24日までです。この期間の毎週日曜日をそれぞれ、第1、第2、第3、第4アドヴェントと呼びます。そして、Adventskranz(クリスマスリースの上に4本のろうそくがのったもの)に日曜日ごとに火を灯し、家族で「もう~いくつ寝たら~クリスマス~♪」と数えなが、シュトレンやレープクーヘン、クッキーなどのクリスマスのお菓子を食べながら過ごすのが一般的のようです。
4本目のろうそくに火が灯ったら、さあ、いよいよ待ちに待ったクリスマス!です。
ドイツでは12月25、26日はクリスマスの祝日です♪

☆クリスマスマーケット☆

ドイツの冬の風物詩といえば...?そう!クリスマスマーケット!ドイツ各地域でそれぞれの伝統を受け継ぎ、アドヴェントの時期に開催されます。ここライプツィヒでも、毎年多くの人々で賑わっています。市の中心、旧市庁舎前広場がメイン会場で、そこには飾り付けられた大きなモミの木が立ち、ホットワイン屋やお菓子屋さん、ろうそく屋さん、クリスマスの飾り物屋さんなど、たくさんの屋台が立ち並んでいます。また、ニコライ教会広場やオペラ劇場前のアウグストゥス広場、その他の会場でもメルヘンランド、中世マルクト、クリスマス・ピラミッド、メリーゴーランドなどがあり楽しいですよ。
♪ライプツィヒのクリスマスマーケットは12月23日までです
ー2019年12月記ー

トーマス教会のアドヴェントリース
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